壁画紹介
Mural
エントランスを入ってロビー正面の壁一面に描かれた壁画は、壁画を数多く手掛ける洋画家・田村能里子さんに描いていただいたものです。
ロビーは利用者さんやご家族の方の憩いの場所となっており、明るく開放的な空間を創り出しています。
“この壁画は身体の不自由な方々のために施設に入れたものです。
普段自然に接することが難しい方に、身近に季節と風と音楽を感じていただけたら、という構想でスタートしたのですが、絵描きとしては、自然の中でちょうど今、アンサンブルが始まろうとしている緊張のみなぎる瞬間、弾き手の凛として引き締まったかたち、清冽な一瞬を描きたくなりました。季語は「いのちの燃やす時間」のつもりです。”
2002年5月号新幹線内誌「ひととき」より